人気のGクラス

ベース:ディーゼルモデル
ミドル:ガソリン車のG550(海外ではG500)
トップ:AMG G63
ディーゼルモデルをベースグレードに、ミドルグレードにガソリン車のG550が2022年までの間設定されていました。
さらにその上にメルセデスベンツのハイパフォーマンス部門AMGからG63があります。
AMG G63はエンジンからエグゾーストまで一線を画す存在感があります。しかし価格もトップクラスです。
それなら、ミドルグレードのG550も人気があるのでは?と思われますが、中古車市場のカーセンサーを見てみるとあまり流通がありません。

G550が少ない理由
これはいくつかの理由があり、基本的にG550は海外向けの車両であり日本にあまり入って来ていないという点があります。
生産は増えている物の元々供給が限られ生産台数に上限があるGクラスです。G550は欧州やアメリカ等に供給されています。

過去にあったスペック表でも左ハンドルの設定しかなく、2025年現在の公式サイトでは写真がなくラインナップから外れています。


左側通行・右ハンドルの英国圏(オーストラリアや英国、インド、タイなど)のメルセデスベンツのサイトを見ても現在はG500のラインナップがありません。

アメリカや中国には存在しますが、アメリカ仕様はグリルガードがついていたりするので地域性があります。中国はかなり高い値付けなようです。
ある意味希少車なので、人気があるのでは?と思われますが、2019年~外観も丸みを帯びたモダンな車に進化したGクラス。
同じく大きく進化したAMG G63の人気があり、ベースモデルに匹敵するほどの販売台数だったそうです。
G63が選ばれる背景

エンジンはV型8気筒ツインターボと構成は同じですが、G550は176型、AMG G63は最高出力やトルクを向上させた177型という改良されたエンジンです。
同じガソリン車で、オプション装備も上位でハンドルも左右あり・・・という大は小を兼ねる部分もあり日本ではG550よりG63が圧倒的に多く選ばれていました。
マヌファクトゥーアプログラムという内装やボディカラーも柔軟に組み合わせられるオプションプログラムもその時始まったのですが、コロナの影響で供給不足になり納期が大幅に遅れ未定になり、オプションプログラムがあまり柔軟に対応できないという皮肉な結果になってしまったこともありました。
ランニングモデルチェンジの前の2018年G550の末期モデルには4×4スクエアードというスペシャルモデルも存在していましたが、車高も高くなかなか東京都内で扱いずらいというモデルもありました。

希少モデルとしてのG550

もちろんGクラスの基本フォルムは変わらずリセールも悪いわけではありません。
現在でも海外ではミドルグレードとして存在していますが、日本では人気がないというより流通が少ないやや希少な車になっているのがG550というところです。







