Gクラス G400d プレミアム値から”適正価格”に？中古車市場で値下がり傾向

※グラフのデータは公表情報をもとに、独自に整理した参考データです。

四角いボディと圧倒的な存在感で人気を誇るメルセデス・ベンツの高級SUV「Gクラス」。

中でも2020年以降に登場したG400dは、コロナ禍や部品不足、マイナーモデルチェンジが重なり、一時は新グレードG400dのオプションパッケージ車にプレミア価格がつくほどの高騰を見せていました。

※参考価格です

前モデルのG350dは新車価格1237万円（2020）の設定だったものが、G400dはオープン価格で1500万円を超え、オプションを多数搭載で2200万円ほどの物まで登場していました。

さすがに年月が経ち、供給が回復してくると中古車市場にも台数が増え、価格が徐々に「適正水準」に戻りつつあります。

当時は新車不足から中古車相場が上がりGクラス以外でも転売を狙った車種らしきケースも存在しさらに相場を押し上げていました・・・

Gクラス相場

※供給量のほかにモデルチェンジがあるとまた変わってきます

さすがに新車を買った値段以上で高く売れるということはほぼなくなっており、車によっては大幅にリセール価格が下がってしまう物もあります。

Gクラスは台数が増えても人気車種ゆえに緩やかではありましたが、2025年は下落率もやや高めになってきています。

Gクラス平均を見ていくと2024年後半に大きく平均価格が上がっています。

特にG400dからマイルドハイブリッドのG450dにアップデート（マイナーモデルチェンジ）されたことが大きく影響しています。

円安・ユーロ高の影響もあり、新車本体価格だけでなく、オプション価格も少しずつ上昇しています。
特に、G450dの登場を記念したローンチエディションは新車価格で2400万円と、供給が戻りつつあるにもかかわらず高価格帯を維持。
生活の中でも感じるように、物価全体があまり下がっていない状況が反映されていると言えます。

後に続く限定モデルなども2000万円越えが普通になっています。
ベースグレードはかろうじて2000万円以下に設定はしてはいる物のオプションを考慮すると2000万円を超えます。

外観も変わり、性能も向上したG450dは引き続き人気はありますが、限定のローンチエディションではないベースグレードが2025年に登場すると価格がやや下落傾向にあり、Gクラス全体の相場も緩やかに下がっています。

2025年後半、考慮する点は毎月少しづつ台数が増えており、カラーによっては新古車で2000万円を下回る車両もカーセンサーなどで見られるようになってきています。
年度が変わるとまた年式が古くなるため、さらに価格は下がる可能性があります。

車の相場も毎日変動はある物の株式などと違い需要によって急上昇というわけではなく、基本的に走行距離や年式が増えると下がる物ではあります。
逆に購入を検討する場合は、中古車がねらい目ですね。

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