初代Aクラスは90年代後半、完全新設計のハッチバック車両として市場に登場しました。
メルセデスベンツと言えばSクラスを始めとした高級セダンが一般的でしたが、CクラスやAクラスを皮切りにコンパクトなサイズとメルセデスベンツの質実剛健さを併せ持ちながらも価格を抑えたモデルがラインナップに追加されて行きました。

2004年にはフルモデルチェンジし、エクステリアもより洗練されミッションにCVTが導入されました。
価格を抑えたモデルではありますが、コンパクトな車体に隙なく収まるエンジンはややメンテナンスにおいて手間のかかるモデルであり維持費が安いとは言えない部分もあります。

2012年以降のチェンジモデルでは、四輪駆動（4MATIC）モデルが追加されオプション設定やグレードなども増えました。
中古車市場では普及モデルであるため、走行距離が多い車が多い傾向です。また一回り大きなBクラスとも市場がかぶり、国産車にも多くの競合車があります。

2019年にはセダンタイプが追加され価格が400万円を切るグレードも登場し、リセールバリューは残念ながらあまり期待できない車種ではあります。

高価買取になるものは新たに追加されたAMGグレード、もちろん走行距離が少ない車両になります。